赤堀 慎吾(あかほり しんご)昭和51年度卒  

  

午前6時の若者たちへ

「人生時計」。人の一生を1日に例えると、今、私たちは何時を生きているのか。計算方法はいろいろあるが、仮に3年を1時間とすると18歳の高校生は午前6時を生きていることになる。まさに陽が昇り始めるとき。どんな1日になるのだろう。

陽の出ている間は、汗を流してほしい。「若いうちに流さなかった汗は、年老いてから涙になって流れる」と言った人がいた。そんな思いをしてほしくない。

陽が暮れたら、疲労感とともに達成感を味わってほしい。「力を尽くしたという気持ちは何ものにもかえられない。事の成否も大事だけれど、その成否を越えてなお大事なことは、力を尽くすという自らの心のうちにある」と言った人もいた。そんな1日になるといい。

ちなみに私の人生時計は、午後8時を回ったところ。もう少しだけ残業しよう。

 

菊川市副市長