栗田敏恵 高普27回 昭和52年卒

 

高校時代が今の自分に何を残したか?

あの当時はとにかく熱血吹奏楽少女!毎日が部活中心の生活で、それ以外毎日何をしていたのか殆ど記憶に無い。

成績が落ちてもお構いなしで、ただひたすら音楽漬け。

それでも自分の中では全く悔いもなく、あんなに夢中になれた日々は輝かしい青春の記憶となっている。

現在は市内で小さな喫茶店を営んでいるが、池高の部活の後輩達が来店した事があり、皆生き生きとして楽しそう。

時代こそ違うが、音楽への熱い想いは共通するものが有る。

部活を通じて様々な人々を知り、団体活動の厳しさ、楽しさなど未来へ繋がっていく大事な基礎を築けたのもこの時期だと思う。

時代は変わり、世の中の価値観がどんどん変化する中でも、音楽の普遍的な価値は変わることなく、これまでの人生でずっと私の支えとなってくれた。

今でもあの頃演奏した曲が偶然流れてくると、色々なシーンが鮮やかに甦る。

そして気持ちも高校生に戻り、未来にワクワクしていた頃の自分にリセットされる。

高校生の皆さんは、今はその意味が解らなくても、いつの日か、必ずその経験が必然であったと気付く筈だ。

あの時代を池高で過ごせた事を今でも誇りに思っている。

 

飲食店経営(一休処つくし)