水谷房江 高普2(85才)

 

久々に天の甘露の恵みを受けあたりの草木が生き生きとしてきました

このたびは貴校創立100周年をお迎えになられるとのことおめでとうございます。

私は普通科第二回卒業生で、水谷房江 旧姓大石と申します

入学した当時は、池新田高校に普通科を設置したばかりで、受験体制も万全と言うことで、担任の先生に推薦され入りました。

入学してみると、千浜、南山、小笠方面から、同じような推薦の条件の下、優れた方たちが集まってきていました。

運動場の南にはルピナスの花が見事に咲き揃い、上級生が世話をしていました。

そして、運動場の向こうの工場では、パン作りをしていて、良い香りが流れていました。

そんなのどかな高校でした。

クラブ活動を勧められ、私は弁論部に入り発声練習をしたり(北の砂山に登り朝比奈の方に向かって叫ぶのです)原稿を書いたりしました。

そして、県西部弁論大会に男女同権と言うテーマを持って出場し準優勝したような記憶があります。

(原稿はだいぶ中島敏雄先生にご指導いただいたような記憶もあります)

学期に一回、全学年を通して同じ問題で石数英のテストがありますが

結果、80点以上の回答は廊下に貼り出されました

とにかく、宝地戸校長先生の下で自活会活動を盛んに行いました。

各クラスから、立候補者を推薦し全校生徒で投票しました。(結果、私は生徒会の副会長の責任を持たされました)

とにかく、のどかで明るい雰囲気の学校でした。

しかし、受験体制はできていませんでしたので、その意思有りの者は、自力で行うしかありませんでしたから、私は1人で受験準備をしました。

振り返ってみると、のどかで穏やかな先生方のご指導を受け、後の人生の軌道を心豊かに走ることができた学校だと思いました。

ありがとうございました